ヴィストン、とても静かに動く台車ロボット「メガローバーVer.3.0」発売
2021/10/14 11:15
ヴィストンが、従来モデルより静粛性を向上させた研究開発用台車ロボットの最新版「メガローバーVer.3.0」を発売した。
メガローバーは可搬重量約40kgの大型の筐体を持つ二輪駆動(三輪構造)の研究開発用ロボットだ。制御ボードにESP32-WROOM-32マイコンを搭載し、Arduino IDEを用いた制御プログラムの開発が可能だ。
最新モデルでは、駆動輪に新たにインホイールモーターを採用。従来モデルと比較して動作音を約20dB低減して静音化を実現した。音声認識や音声発話などの機能を使用する場合など静粛性を求められる用途により適した製品となった。
またROS(ROS1)メッセージ通信に対応。ROSが動作するデバイスと、Wi-FiやUSBケーブルで接続することで、rosserialのパッケージを用いたROS1のメッセージ通信ができる。
非常停止ボタンも標準搭載し、ユーザーが自由に取り付け場所を決められる仕様になっている。
本体サイズは357×359.5×150mmで重量が約14.2kg。最高速度は秒速1.6mで、本体の他に充電器、無線操縦用コントローラー、Arduinoライブラリー、およびROS用サンプルコードが付属する。
価格は38万5000円(税込)で同社オンラインショップで注文を受け付けている。