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課題解決プログラム「Gravity Challenge」で天地人が優勝

天地人は2021年10月14日、グローバルな課題を解決するプログラム「Gravity Challenge」において優勝したと発表した。同社によれば、「日本企業で初」ということだ。

Gravity Challengeは、大手企業が提示した課題に対し、宇宙ベンチャーが自社のソリューションを活用したアイデアを提案する機会を提供するプログラムだ。12社の大手企業がそれぞれ1つずつ課題を出し、世界中の宇宙ベンチャーがその課題に対して応募できる。

同社はBardsley(イギリス)と、その関連企業で炭素排出量取引のプラットフォームを運営するBxが募集した「炭素排出量削減に向けて土の健康を維持し、荒廃した土地を再生する事業」という課題に参加。果樹園の樹木の間のスペースに着目して同社の土地評価エンジン「天地人コンパス」を活用し、各土地の気候や土壌に合っていて、かつ最も炭素を土の中に固着する可能性のある植物を提案するソリューションのプロトタイプを作成し、提案した。

この仕組みはBxの保有する炭素取引プラットフォーム上での活用が可能なだけでなく、世界中の果樹栽培農家に利用してもらうことで、世界規模で炭素排出量を削減できる。一方、農家にとっては土地のポテンシャルを生かした利活用が可能なため、収穫量の増加や採算性の向上が見込める。

衛星データの分析および解析による、コンサルティング的なサポートも強みの1つだ。「果樹園での栽培を検討している他の作物もデータベースに追加したい」という要望があった場合、土地の条件を分析し、その作物にあった土地を探すことも可能だ。 また、衛星データを含む複数のデータを掛け合わせた分析により、果樹園の環境(温度/降水量)や、土壌特性等の特性と樹木の間に植える植物の特性との適した組み合わせを見つけられる。

特に今回のチャレンジで評価されたポイントは、Bardsleyのあるイギリスのケント州に限らず、世界中の土地に拡大可能な点だ。今後、炭素削減の解決策につながるソリューションとして、世界中に広げていける可能性が期待される。

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