ラズパイでプレイ中のアルバムアートを表示——Raspberry Piを使った64×64LEDマトリックスディスプレイ
2021/10/21 08:00
Raspberry Pi財団は2021年9月7日、Raspberry Pi活用事例として、iTunesで再生中のアルバムアートワークをLEDディスプレイに表示する方法を紹介した。
製作者のKyle Johnson氏は、Raspberry PiとLEDマトリックスを組み合わせた面白いプロジェクトを考えるうちに、このアルバムアートディスプレイにたどり着いたという。
使用したのは、Raspberry Pi 3 Model B+、Adafruitの64×64カラーLEDマトリックスとカラーマトリックスボンネット、スイッチング電源。その他、ディスプレイを斜めに立てるためのスタンド、そしてRaspberry Piをディスプレイ背面に隠すためのマウントを3Dプリンターで作っている。
作成したPowerShellスクリプトで、再生中のアルバム情報をRaspberry Piに通知し、アルバムアートが更新されるたびに画像送信コマンドを実行した。Raspberry Piは、rpi-rgb-led-matrixライブラリベースのflaschen-taschenサーバを実行し、再生中のアルバムアートワークを表示する。flaschen-taschenの利点は、マトリックスがなくても端末でどのように表示されるかテストできる点だとしている。
スクリプトはオープンソース化し、GitHub上で公開している。デモビデオではiTunesを利用しているが、Spotifyでも動作するとのことだ。