smartDIYs、大型CO2レーザー加工機「LC950」を販売開始
2021/10/25 12:00
smartDIYsは「LC950」の予約販売を2021年10月25日から開始した。
LC950は80WのCO2レーザーを搭載。素材によっては10~15mm程度の素材も切断できるほか、アクリル/ガラスなどの透明素材も加工可能だ。本体サイズは1776×1150×1100mm、重量は約250kg。加工エリアは950×650mmで、大きな素材も一度に加工できる。
従来品に比べて加工精度や速度の向上も図られているのも特徴だ。最高速度は4万8000mm/分で、細かい刻印から大型素材のカットまで利用できる。また、装置自体を重くするなどして堅牢性を高めている。底部の加工ベッドは取り外し可能なため、加工機の中に入らない大きい素材も加工できるほか、高さがある素材にも対応している。
操作用ソフトウェアには同社の「SmartDIYs Creator」を使用できるほか、より細かな設定が可能な「LightBurn」などの外部ソフトウェアにも対応する。オプションについても、従来品と同様の排気関連(排気ファン/集塵機)やレンズ、ハニカムテーブルに加え、昇降リフトや回転軸、PCアームなども用意する。
価格は79万8800円(税込)で、自社オンラインショップで販売する。2021年11月上旬から順次発送予定だ。
今後は通常モデルのLC950(ガラス管搭載)に加え、金属製のレーザー管を搭載したモデル「LC950RF」も発売を予定している。
LC950RFは長時間の連続使用に対応しているため、常時稼働などに適している。また低出力でのレーザー照射が安定しているため、精細な写真加工なども可能だ。高性能なサーボモーターの搭載により高速な加工が可能で、最高速度(X軸)は12万mm/分となる。なお同製品は価格、予約開始時期ともに現時点では未定だ。