新しいものづくりがわかるメディア

RSS


自動運転や顔認証も——小中学生向けAI学習ロボットキット「Quarky」

初心者向けのAI学習ロボットキット「Quarky」がIndiegogoに登場し、人気を集めている。

photo

Quarkyは、子どもが楽しみながらAIやロボティクス、プログラミングを学べるDIYトイキットだ。

photo

Quarkyのメインとなるのが、Wi-FiとBluetoothを内蔵するマイコン「ESP32」で制御するカスタムボード。サーボモーター駆動のホイール×2、7×5RGB LEDディスプレイ、近接センサー、スピーカー、USB Type-Cポート、パワー/リセットスイッチなどを搭載しており、シンプルながら2輪のロボットカーとして機能する。プロジェクトに応じたパーツを組み立ててプログラミングすることで、自動運転車やセキュリティーシステムなどの仕組みを学べる。プログラミングは、ブロックベースのScratchとPythonに対応する。

photo

Quarkyには、30種類以上の遊びを通じAIの基礎について学べる「イノベーターキット」と、50以上の遊びを通じ高度なAIとロボティクスについて学べる「アルティメットキット」を用意している。イノベーターキットはロボット、USB Type-Cケーブル、バッテリー、パーツ×10、ロボットアリーナ、ロボットスキン×2、認識カード×10、スタートガイド、オンラインコースなどがセットになっている。アルティメットキットはイノベーターキットの内容物に加え、ロボット10台以上用のパーツ、追加モーターセット×2、サーボモーター×2、ジャンパーケーブル×20、距離センサー×1、ロボットアリーナ(アドバンス版)などが含まれる。

photo

キットに用意されたロボットやパーツなどを使って、自動運転車や人物追従ロボット、インテリジェントセキュリティーシステム、ジェスチャーコントローラーロボットなどを組み立てることができる。実社会で実用化されている物体検出や自動運転、機械学習、顔認識、IoTなどの技術を楽しみながら学べると同時に、子どもたちが将来役に立つ問題解決スキルやアルゴリズムシンキング、クリエイティブなアプローチ方法などを身に付けられるとしている。

photo

Quarkyの予定小売価格はイノベーターキットが99ドル(約1万1000円)、アルティメットキットが149ドル(約1万7000円)で、Indiegogoではそれぞれ価格49ドル(約5500円)と79ドル(約9000円)で入手できる。2021年11月以降の出荷を予定しており、日本への送料はそれぞれ25ドル(約2800円)と32ドル(約3600円)だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. ペロブスカイト/シリコン・タンデム型太陽電池が発電効率33.2%を達成し、世界記録を更新
  2. 自動運転するモノレールキット——タミヤ、楽しい工作シリーズ「モノレール工作セット」発売
  3. レンズ不要のカメラ? AIとラズパイを活用した「Paragraphica」が話題に
  4. ラズパイゼロを使ってみよう——ケイエスワイ、「Pi Zero W Starter Kit 32GB 6点セットV2 Sandwichケース」を発売
  5. ビット・トレード・ワンが「Raspberry Pi Pico ソケット・ターミナル拡張ボード」を発売
  6. 新型ラズパイカメラを特集——CQ出版、「トランジスタ技術」2023年7月号発刊
  7. ものづくりラボ大船|ロボット部品からサーキットまで揃う、エンジニアたちの交流場(神奈川県鎌倉市)
  8. ラズパイとBlackBerryキーボードでクラムシェル型ミニサイバーデッキを作ってみよう
  9. 自然言語で入力するだけでChatGPT連携アプリを作成できるツール「MetaGPT」
  10. 手動と自動をシームレスに切り替え可能なラズパイ制御のロボットプリンター

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る