オリィ研究所の「分身ロボットカフェDAWN ver.β」が2021年度グッドデザイン大賞を受賞
2021/11/05 16:15
オリィ研究所は2021年11月2日に開催された「2021年度グッドデザイン大賞」選出会において、同社の運営する「分身ロボットカフェDAWN ver.β」が大賞を受賞したことを発表した。
DAWN ver.βは同社の分身ロボット「OriHime」「OriHime-D」を遠隔操作し、重度障害、入院や距離、あるいは育児や介護など、これまで外出が困難で働くことができなかった人たちが、サービススタッフとしてリモートで接客するロボットカフェプロジェクトだ。
同カフェの開催によって「動けないが働きたい」という意欲ある外出困難者たちに雇用を生み出すと同時に、人々の社会参加を妨げている課題をテクノロジーによって克服することを目指す。
2018年に開始し、短期でこれまで合計4回出店および開催しており、のべ5000人が来場。同年10月にはアニメ作品「イヴの時間」とのコラボと並行してMakuakeでのクラウドファンディングを実施し、目標金額の倍以上となる320万円以上を集めた。
また2020年7月からは、遠隔操作型の分身ロボット「OriHime-D」を活用した障害者による受付業務を本格導入し、同年10月にはNTTとの資本業務提携を発表。2021年2月にはDAWN ver.βの常設実験店を東京日本橋エリアに開業することを発表し、同年6月から営業を開始した。