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NOD、再資源化プロジェクト最新作「コーヒーかすを素材とした大型3Dプリント家具」発表

NODが、バイオマス素材と3Dプリント技術によって循環型社会を目指すプロジェクト「RECAPTURE」の最新作、「コーヒーかすを素材とした大型3Dプリント家具」を発表した。

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RECAPTUREは、酢酸セルロースなどの生分解性バイオマス素材や、有機廃棄物などを3Dプリンターによって加工/再利用することで、循環型の都市づくりを目指すプロジェクトだ。これまで、植物性プラスチック「酢酸セルロース」や卵の殻を素材として用いた大型家具を製造してきた。

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今回の大型3Dプリント家具製造は、ネクアスおよびBooleanとの協業によるものだ。NODによると、抽出後のコーヒーかすからは、温室効果ガスであるメタンガスが発生するために環境問題のひとつとされている。また、食品の製造工程から排出される有機廃棄物の再資源化は、持続可能な社会づくりのためには欠かせない領域だという。

今後、飲食店や食品メーカーとの協業により、製造過程で排出される廃棄物を使った大型家具や飲食空間など、オーダーメイドのプロダクト開発につなげていく予定だ。

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なお、2021年11月9日~14日の間、東京都千代田区の「LIFULL HUB」にて、同社が製造してきた大型3Dプリント家具の展示会を実施している。

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