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壁面に巨大なタッチピアノを印刷——導電性インクを描画する壁面移動ロボット「Duco」

Arduinoは2021年10月6日の公式ブログで、垂直な壁を電子基板に変えられるオープンソースの壁面移動ロボット「Duco」を紹介した。

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Ducoは、導電性、誘電性、清掃用、装飾用といった機能性インクを使って、壁やガラス窓に配線パターンや絵を描画する吊り下げ式のロボットシステム。普通の壁が巨大な電子基板となって、ユーザーとの間に双方向性をもたらすことができる。アイデアのもとになったのは、Sandy Noble氏の吊り下げ式描画ロボット「Polargraph」だという。

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アンカー部分にはステッピングモーター、本体にはサーボモーター、リニアアクチュエーターを搭載し、モーターシールドを介してArduino UNOが制御する。

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本体には最大3本のツールをセットできる回転式のペンホルダーを備えているので、導電性のインクと誘電性のインクを使い分けながらパターンを描画し、UVライトでインクを硬化するところまで、ワンステップで実行できる。

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例えば、壁にピアノの鍵盤と回路を描き、制御基板とスピーカーを付ければ、タッチ式のピアノを作ることができる。スマート家電と連携させることも可能で、絵のコーヒーマシンに触れると家電本体と通信し、コーヒーを入れることもできる。レーザーモジュールを追加し、切り出したプリント基板を組み合わせたタッチ式の照明スタンドも、公開中の動画では紹介している。

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