QBiiはサイズ130×230×280mm、重さ4kgのキューブ型ロボットで、モーター駆動で走行し、荷物の運搬や掃除などさまざまなタスクに対応できる。

小型軽量なボディーながら、最大23kgの重さの荷物を載せて運ぶことができるという。オプションのカートヒッチキットを装着すれば、最大91kgのカートをけん引できる。また、オプションのほうきアダプターで手持ちのほうきやモップを保持し、走行させればクリーニングロボットとして利用できる。スティックタイプの掃除を保持できるアダプターや、階段の昇降が可能なシステムの開発も計画している。

オプションで拡張ポートも提供しており、各種センサーや補助モーター、バッテリーなどの追加も可能。LiDARセンサーを搭載してSLAM技術を活用したり、アクションカメラを取り付け遠隔操作や検査システムを実装したりするなど、より高度なカスタマイズにも対応できる。

QBiiの操作には、スマートフォンやタブレット向けのQRSコントロールアプリを使う。Bluetooth Low Energy（BLE）でロボットとペアリングし、アプリのジョイスティックモードでリモート操作ができる。また、ロボットのパス（進路）を走行、距離、右折、左折などのシンプルなセグメントで作成できるパスエディターも搭載する。パスは名前を付け保存でき、保存したパスのグラフィック表示やロボットの現在位置の表示が可能なマップも利用できる。

QBiiは、組み立てキットを995カナダドル（約8万8000円）、完成品を1195カナダドル（約10万6000円）で提供する。各オプションは注文時に追加できる。出荷は2022年4月の予定で、250カナダドル（約2万2000円）で日本への出荷に対応する。

QBiiは、2021年12月6日までクラウドファンディングを実施中。11月30日時点で、1万カナダドル（約89万円）の目標額を超える約1万2000カナダドル（約107万円）を集めている。