2色を混ぜて繊細なグラデーションも表現できるカラー3Dプリンター「Rencolor DM-10」
2021/12/01 07:30
2色のフィラメントを混ぜて、色彩豊かな造形物を作れるFFF方式のカラー3Dプリンター「Rencolor DM-10」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
Rencolor DM-10は、2色のフィラメントを1つのノズルから出力するヘッドを利用して、単色や2色だけでなく、グラデーションやマルチカラーでも高精細に表現する造形物を作ることができる。ノズル内部にフィラメントをかき回して混ぜるパーツを備えているので、色を均一にすることができ、かつ速く正確な比率で混ぜられる。造形物の色の境界を明確に分けることもできれば、なめらかに濃度や色味を変えることもできる。
ノズル直径は0.4mmで、積層ピッチは0.1~0.3mm、解像度は±0.1mm。1.75mm径PLAフィラメントに対応しており、30~60mm/秒でプリントすることを推奨している。OSはWindowsまたはMacに対応する。
本体にフルカラータッチスクリーンを搭載し、フィラメントのロードやアンロードもボタンを押すだけ。モジュラー式のため、組み立ても10分程度でできるという。オフラインでのプリントも可能で、停電時の復帰機能も備える。
Rencolor DM-10は造形サイズが異なる2モデルを用意しており、「Mini」は220×220×260mm、「Max」は300×300×360mmまでプリントできる。本体サイズは、Miniが470×350×580mmで、Maxが490×550×670mm。本体重量はMiniが12kgで、Maxが16kgだ。
期間限定の特別割引価格は、Miniが3497香港ドル(約5万1000円)で、Maxが4666香港ドル(約6万8000円)。いずれもPLAフィラメント(250g)2巻が付属する。出荷は2022年3月の予定で、日本への送料はそれぞれ778香港ドル(約1万1000円)と934香港ドル(約1万4000円)だ。
Rencolor DM-10は、2021年12月10日までクラウドファンディングを実施中。2021年11月30日時点で、目標額7万7798香港ドル(約113万円)のうち、約7万9000香港ドル(約116万円)を集めている。