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集魚灯を使って魚を集める「漁火ロボ」、アトラックラボらが開発

アトラックラボらが、漁師が考えた漁獲作業支援水中ロボット「漁火(いさりび)ロボ」を開発した。

アジやサバ、イワシなどを漁獲する「まき網漁業」では、集魚灯を使って魚を集める灯船、網を水中に投入して集まった魚群を取り囲む網船と作業船、逃げ場を失った魚を取り上げて港まで運ぶ運搬船と、さまざまな役割を持つ船とその乗組員が連携して操業する。しかし近年、人手不足や乗組員の高齢化が進み、誰かが休むと操業に支障がでるような状況が発生していた。

今回、アトラックラボに加えて、長崎県産業振興財団の支援を受けた天洋丸、長崎大学、長崎県総合水産試験場、ライトハウスが共同で、上記のような漁獲作業を省人化、省力化する水中ロボットとして漁火ロボを開発した。

同ロボットは、電動スラスターと200WのLED水中灯を搭載。投入した網を巻き始めて網を閉じ終わるまでの間、網の中で光を発して魚が逃げないようにする。この役割を同ロボットが担うことで、灯船の作業負担が大幅に減少したという。

漁火ロボの開発では、まき網操業中に同ロボットが担う役割を天洋丸と長崎大学、長崎県総合水産試験場が考案。それを実現するための機器の製作や改良をライトハウスとアトラックラボが担当した。

現在天洋丸が日々の操業の中で試験運用を実施しており、実際の使いやすさや耐久性の検証を進めている。

「漁火」は、昔、夜間に漁に出る漁船が、魚をおびき寄せるために用いたたいまつやかがり火のこと。今日では、集魚灯などの電気照明が用いられている。

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