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パイプ内を自在に移動するホビーロボット「メカモグラ」——産業用ロボを再設計

パイプ内を自在に移動するホビーロボット「メカモグラ」が、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて出資を募っている。ここ2年間、科学館などでメカモグラを使ったタイムアタックレースを開催した実績があり、参加者などから寄せられた購入希望の声に応え、Makuakeでプロジェクトを立ち上げる運びとなった。

メカモグラは、内径75mmの配管コースを垂直/水平方向に走り回れるロボット。もともとは産業用の配管チェックロボットとして開発された「配管くん」を設計変更し、科学館などでタイムアタック競技に使用できるように改造したものだ。

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前部と後部に取り付けられたホイールがそれぞれ1個、胴体の左右両側に各ホイール3個、合計8個のホイールで移動する。駆動部のモーターは市販の130サイズのものを利用できるため、モーターやタイヤ、スプリングなどの部品を交換し、コースに合わせてカスタマイズすることも可能だ。

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操作にはラジコン用プロポを使用し、左レバーの前後で機体を前進/後退、右レバーの左右で回転させる。ゲームのようにレバーを倒した方向にそのまま移動するわけではなく、コースを先読みしてメカモグラの頭の向きを意識しながら操縦する必要がある。完走するまで論理的に思考を続けることになるため、プログラミング教育などにも役立つのではないかと期待している。

本体サイズは250×65×100mm、バッテリー装着前の重量は471g。リターンとして、組み立て前のパーツがそろった組み立てキットや、完成品フルセットなどを用意している。2021年12月10日時点で、組み立てキットを超早割で約30%オフの2万2000円(税込)で購入できるプランや、内径75mmのコース用パイプセットを1万6500円(税込)で購入できるプランなどに申し込み可能だ。

メカモグラのクラウドファンディングは2022年3月4日まで。目標金額は60万円で、リターンは2022年3月末までの配送を予定している。

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