気分はバットマン?——自律運転するトイカーを作れるSTEMキット「CircuitMess Batmobile」
2021/12/14 07:30
遊びながら電子工学やプログラミングを学べるSTEMキット「CircuitMess Batmobile」がIndiegogoに登場し、現在InDemand状態で注文を受け付けている。
CircuitMess Batmobileは、アメコミに登場する架空のスーパーヒーロー、バットマンが乗る愛車バットモービルを模した組み立て式のロボットトイカー。以前fabcrossで紹介した電子工作キットシリーズ「CircutMess STEM Box」を開発したクリエイターによるプロジェクトだ。
CircuitMess Batmobileは専用コントローラーから操縦できるだけでなく、自分でプログラミングして自律運転車に変えることも可能だ。対象年齢は7歳からとなっているが、もちろん大人でもエレクトロニクスやプログラミングの世界を探検しながらSTEMスーパーヒーローになることができるとしている。
車体には、解像度1600×1200のCMOSイメージセンサー「OV2640」搭載カメラ、デュアルコアプロセッサー、充電式LiPoバッテリー(1300mAh/3.7V)、ギアモーター4個、スピーカーなどを搭載する。組み立て後はPCに接続して、独自のブロックプログラミング言語「CircuitBlocks」やPythonでコーディングできる。AI、コンピュータービジョン、自律運転、機械学習などを学んで、Batmobileに物体認識機能や物体追跡能力を追加することができる。
コントローラーも組み立て式で、解像度128×160の1.8インチLCDカラーディスプレイを搭載し、車載カメラのライブビューを確認できる。コントローラーには、スペースインベーダーなど4種類のゲームがプリインストールされているので、単体でゲーム機としても使える。
CircuitMess Batmobileの早期割引価格は109ドル(約1万2000円)。温湿度センサー、気圧センサー、フラッシュライトなど6種類のモジュールを含む「inventor's pack」の価格は149ドル(約1万7000円)で、はんだ付けから作業したい人向けの「ultimate pack」は169ドル(約1万9000円)だ。出荷は2022年7月の予定で、日本への送料は19ドル(約2200円)。送料はキャンペーン終了後に請求される。
CircuitMess Batmobileは、Kickstarterで2021年12月4日に1万5000ドル(約170万円)の目標額を大きく上回る約38万9000ドル(約4400万円)を調達してプロジェクトを成功させている。その後、Indiegogoでも売り上げを伸ばしており、2021年12月13日時点で、約39万ドル(約4500万円)を集めている。