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エアモビリティら、空飛ぶクルマ向けナビゲーションシステム「AirNavi」の実証実験に成功

物資輸送箱を付けて飛行する業務マルチドローン「UAV-E6106MP」

エアモビリティらが、空飛ぶクルマ向けのナビゲーションシステム「AirNavi」の実証実験を三重県で実施した。

同社と東京海上日動火災保険、三重県の3者は2020年11月に「三重県内における『空飛ぶクルマ』の実証実験、実用化に向けて連携する包括協定」を締結。2022年以降に三重県での空飛ぶクルマによる有人飛行を実現させ、空飛ぶクルマの社会実装につなげることを目的とした取り組みを進めている。

今回の実証実験は、この取り組みの一環であり、エアモビリティが開発したナビゲーションシステムAirNaviの実証実験をドローンを使って実施した。使用した機体は、イームズロボティクスの業務マルチドローン「UAV-E6106MP」。

「AirNavi」のルート設定イメージ 「AirNavi」のルート設定イメージ

実証実験は2021年12月14日、三重県鳥羽市の鳥羽マリンターミナル近辺で実施。AirNaviアプリを使って空のルートを設定し、海上から上空60m、約2.7km先の目的地までドローンを飛行させることに成功した。エアモビリティによると「同様の実証実験の実施は日本初」となる。

今後、リアルタイムでの気象情報の変化によるルート変更や衝突回避、運航管理システムとの連携など、空飛ぶクルマの実用化に必要な改良を行い、2022年以降に空飛ぶクルマの無人および有人飛行の実現、2025年に大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)での観客の輸送サービスでの活用を目指す。

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