新しいものづくりがわかるメディア

RSS


東急ハンズがカインズ傘下へ、東急不動産ホールディングスが全株譲渡

東急ハンズがカインズ傘下に入ることが決まった。東急不動産ホールディングスが、同社連結子会社である東急ハンズの発行済全株式の株式譲渡契約をカインズと締結した。

東急ハンズは2022年3月31日(予定)付けでカインズグループになる。

カインズは1989年に設立して以来、大型ホームセンターを全国展開している。2019年に中期経営計画「PROJECT KINDNESS」を策定し、2020年には新しい企業理念として、「世界を、日常から変える。」をビジョンとし、「何気ない日常の中で『ららら』と口ずさみたくなるような、楽しいアイデアや発見をお客様に約束する」ブランドを目指して、次期事業およびブランドの成長に向けた取り組みを行っている。商品企画から設計、品質管理、物流、プロモーション、販売まで一貫して取り組む「SPA」(Speciality store retailer of Private label Apparel:製造小売)によるオリジナル商品づくりを強みとしてきた。

東急ハンズは1976年設立し、全国の市街地を中心に大型生活雑貨店を展開。2009年に、ブランドスローガン「ここは、ヒント・マーケット。」を制定し、単にモノを売るのではなく顧客に新しい発見やヒントを提案したいというコンセプトで売り場づくりに携わってきた。

両社がパートナーとなることでそれぞれが目指してきた「新たなDIY文化の創造」ができると判断。今回の譲渡契約に至ったという。カインズのSPAによる開発力およびデジタル化された経営基盤と、東急ハンズが磨き上げてきた発想力や商品および生活提案力を掛け合わせて、さまざまな分野でシナジーを発揮していくということだ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る