豊かな表情で一緒に遊べる——手のひらサイズの小型コンパニオンロボット「Eilik」
2021/12/23 07:30
小型コンパニオンロボット「Eilik」がKickstarterに登場し、1日で1200人から19万ドルを調達するほどの人気を集めている。
Eilikは、センサーやマイク、スピーカー、ディスプレイなどを搭載した、手に乗るサイズのコンパニオンロボット。喜びや楽しみ、怒りや悲しみを豊かな表情と多彩な動きで表現し、インタラクティブなコミュニケーションができる。
頭部と腹部、背中にタッチセンサーを搭載し 頭を触ると喜び、お腹をくすぐると笑い、背中を撫でると恥ずかしがるといった反応をする。頭部のショックセンサーが揺れを敏感に察知し、頭を叩くとフラフラしたり、持ち上げると不安な表情になったりする。
ロボット同士での認識も可能で、一緒に遊んだり喧嘩したり、音楽に合わせてダンスを披露したりできる。また、カウントダウンタイマーやユーザーの言葉を繰り返すトーキング機能、右手左手どっちにあるかゲームや10秒当てゲームなども搭載。Eilikのクロスプラットフォームソフトウェアからレギュラーアップデートに対応し、よりスマートで豊かな感情表現や、プロットコンテンツのダウンロードが可能になる。
フレキシブルで器用に腕や体を動かせるよう、自社で開発した最大トルク3kgの新たなサーボモーター「EM3」を4個内蔵する。EM3は過負荷クラッチ保護機能を備え、外からの力をオフセットしサーボモーターのギアを守る。また、位置、電圧、温度、電流フィードバックを、USCIを使ったEM3の包括的な制御プロトコルによりサポートする。
本体の素材は高強度ポリカーボネートで、大きさは108×105×133mm、重さは230g。USB Type-Cポートを備え、450mAhの1.5時間バッテリーを内蔵する。1.54インチの128×64OLEDスクリーンに、表情豊かなアニメーションを表示する。
Eilikの予定小売価格は149ドル(約1万7000円)で、今なら数量限定の早割価格850香港ドル(約1万2300円)で入手できる。USB Type-Cケーブルとソフトウェア、マニュアル、1年保証が付属する。2022年4月の出荷を予定しており、日本への送料は70香港ドル(約1000円)となっている。
Eilikは、2021年12月29日までクラウドファンディングを実施中。12月21日時点で、39万香港ドル(約568万円)の目標額を大きく上回る約470万香港ドル(約6700万円)を集めている。