Mighty-D3は、人手不足が深刻な問題となっている宅配便などのラストワンマイルを埋める搬送用自立移動ロボットだ。不整地で大きな凸凹がある路面を走行する月面探査ロボットの設計思想をもとに、市街地走行に適した自律走行モビリティとして設計されている。

搭載しているカメラとセンサにより目的地までの自動走行を行い、市街地や病院、高層マンションなどでの非接触非対面物流や案内を実現する。

月面探査ロボットの機構を応用した特殊な機構と、同社が開発しているモーターをステアリングに搭載。電力ゼロでも角度を維持することができるため、姿勢保持のためにモーターの電力を消費することがない。 15cmの段差乗越え、その場旋回、真横移動が可能で、屋外屋内の多くの場所で路面状況を気にすることなく走行できるリンク構造を装備している。

本体サイズは65×50×55cm、本体重量25kg、可搬重量は20kg程度。移動速度は最高時速10km、想定航続距離は半径5km、想定運用時間は4時間となっている。