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東京の夏の空を彩った幾何学球体がNFTアートになって発売

モデルが作られる過程

2021年夏、スポーツと平和の祭典の開会式でのドローン演出のために考案された幾何学形態が、NFTアート化されて販売された。

「120 CHEQUERED SPHERE」と名付けられたこの幾何学形態は、120個の面で構成された市松模様の球体だ。ひし形30面体をベースに、バックミンスタンフラーが考案したジオデシックドームの要領で120面体を生成。大会前のわずか数週間で作成したとのことだ。

現在までこの造形に関する背景や創作プロセスに関して特に知られる機会もなかったことから、今回の販売によって情報発信する意図もあるという。

販売形式はデジタルデータの唯一性を担保するNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を採用。反対に3Dプリンティング技術によって物理的な複製を可能にし、デジタルと物理的な作品の性質をあえて反転させているのも特徴だ。

価格は0.08ETH(イーサリアム、1ETH=50万円とした場合4万円)で、公式Webサイトで販売している。

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