美しい幾何学模様を描く自動ドローイングマシン「Arduino Powered Pattern Making Machine」
2022/01/06 08:00
Arduinoは、公式ブログで、スピログラフのように曲線で美しい幾何学模様を描く「Arduino Powered Pattern Making Machine」を紹介した。
数学的関係や数学的な模様は、自然界だけでなく日常生活にもあふれている。このデバイスは、パターン模様を通して数学と芸術との関係を理解することを目的に作られた。
2つのディスクは単純な回転運動をするだけだが、アームの先に取り付けられたペンが、複雑で見た目に美しいパターンを描く。部品も、Arduino Uno、ステッピングモーター×2、CNCシールド、六角ボルト(M3/M4)、六角ナット(M3/M4)、アクリル板(または厚紙)、ペンと手に入りやすい物ばかりで、材料費も20ドル(約2300円)程度だという。
まず、アクリル板をベースプレート、アーム、回転ディスクの形に切断し、ベースプレートに各パーツとモーターをねじ止めしていく。次に、Arduino UnoとCNCシールドもベースプレートに取り付け、モーターをCNCシールドに接続する。最後にペンをアームに取り付ければハードウェアの完成だ。使用するペンについてはいろいろな色や種類を試すようにとしているが、クリエイターのデバイスではペン先が細いフェルトペンが最適だったという。
クリエイターはプログラムコードも公開しており、ユーザーは2カ所のパラメーターの値を設定してアップロードするだけと、初心者でも取り組みやすい。設定する2つの値は左右のモーター速度をそれぞれ調整するためのもので、値を変えるとアームの動きも変わるため、さまざまなパターンを紙の上に描くことができる。