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GPSとBeiDouを同時受信できるマルチGNSS対応拡張ボード「GPS HAT for Raspberry Pi」

Raspberry Piに対応したGPS用拡張ボード「GPS HAT for Raspberry Pi」がKickstarterに登場し、資金を募っている。

GPS HAT for Raspberry Piは、マルチGNSS(GPS、BDS、QZSS)に対応し、GPSとBeiDouを同時受信できる小型モジュール。初回測位時間も短く、混雑した都市部でも正確に位置情報を取得できる。車両管理、資産管理、セキュリティシステム、小型カーナビ、地理情報システム、産業用PDAなどに適する。

GPS HAT for Raspberry Pi

Quectelの「GNSS L76」モジュールを搭載し、33の追跡チャンネル、99の取得チャンネル、210のPRNチャンネルを備える。補助GPS「EASY」と「AlwaysLocate」を組み合わせ、産業要件を満たすとしている。また、ロガー機能「LOCUS」搭載により、位置情報を15秒間隔で16時間以上も内部メモリに保存可能だ。

GPS HAT for Raspberry Pi

水平精度は2.5mCEP未満。初回測位時間はコールドスタート時で15秒未満、ウォームスタート時で5秒未満、ホットスタート時で1秒未満だ。捕捉感度は-148dBm、トラッキング感度は-163dBm、再補捉感度は-160dBmとしている。

また、基板にはバッテリーホルダー、LEDインジケーター×4、UARTインタフェースも搭載する。大きさは56×65mmだ。

GPS HAT for Raspberry Piのキャンペーン価格は外部アンテナ込みで30ポンド(約4700円)。出荷は2022年3月の予定で、日本への送料は15ポンド(約2300円)だ。

GPS HAT for Raspberry Piは、2022年1月30日までクラウドファンディングを実施中。2022年1月18日時点で、500ポンド(約7万8000円)の目標額の10倍を上回る約6100ポンド(約95万円)を集めている。

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