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「Hungry Hippo」構造でフェアリングを再利用——米Rocket Labの新型ロケット「Neutron」

アメリカの航空宇宙企業Rocket Labは、ペイロード重量8トンクラスの新型ロケット「Neutron」の新情報を公開した。同社が開発/運用中であるペイロード110キロの小型ロケット「Electron」は、アメリカにおいてSpaceXのFalcon 9に次ぐ頻度で打ち上げられてきたが、本機はその知見を生かしたものになるという。

Neutronが特にユニークな点は、そのフェアリングのデザインだ。ロケット先端部に装着され衛星などの積載物を保護するフェアリングは、一般的に積載物放出後にロケット本体から切り離されて落下、海上で回収される。Neutronのフェアリングは、同社が「Hungry Hippo(何でも食べる腹ペコのカバ)」構造と呼ぶもので、衛星放出時に花びらのように4つに分かれて開閉し、ロケット本体から切り離されない。Neutronは再使用可能ロケットとして設計されており、フェアリングを分離しない構造とすることで、地上に帰還後から再出発までの期間とコストが削減できるとしている。

さらにNeutronは炭素複合材料製のロケットになる見込みだ。軽量で高強度、かつ打ち上げと帰還の際に発生する膨大な熱にも耐えられる特製の炭素繊維素材を高速に生産するシステムを使用してロケットの本体を製作する。

また、エンジンも新設計となる「Archimedes」で、液体酸素とメタンガスを使用し、1メガニュートンの推力と320秒の比推力を発揮する再利用可能なエンジンだ。本体が軽量に作れることから、エンジンもシンプルに設計することができ、開発と試験に要する期間を短縮できるとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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