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エッジAI搭載——ワイヤレスハンドヘルド3Dスキャナー「2022 Artec Leo」

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新製品 3Dスキャナ AI

Artec 3Dは2022年2月14日、タッチスクリーンを内蔵したワイヤレスハンドヘルドAI駆動型3Dスキャナーの最新版「2022 Artec Leo」を発表した。

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2022年度版Artec Leoは、「NVIDIA Jetson Tx2プロセッサ」を搭載し、従来モデル以上の省電力化と、エッジAIによるアルゴリズムとプロセスの高速化を可能にした。人工知能アルゴリズムを搭載したHD(High Definition)のスキャンモードでは、従来のSDデータの2倍の解像度を実現した。

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精度は校正証明書により保証。精度テストでは、付属センサーにより参照オブジェクトを用いたキャリブレーションにより、高精度の測定が提供できるという。コンポーネントを最適な動作温度に保つ、スキャナーの動作を調整する自動温度調整機能を搭載。パラメータを調整できるキャリブレーションキットも、2022年4月に提供予定だ。

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スキャン時に明るさのレベルを自動的に調整するアルゴリズムによって、均一の明かりに照らされたカラー3Dモデルを提供し、手動での修正が不要。テクスチャの最適化アルゴリズムにより、テクスチャのサイズが2分の1に縮小され、3Dカラーモデルを作成するためのデータの処理と読み込みが高速化された。

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3Dポイント正確度は0.1mm、3D解像度は0.2mm、被写体距離3D精度は0.1mm+0.3mm/m。撮影範囲については、作業範囲が0.35~1.2m、体積キャプチャ範囲が160000cm3、最短距離撮影範囲が244×142mm、最長距離撮影範囲が838×488mm、撮影範囲(高×幅)が38.5×23°。テクスチャ解像度は2.3mpだ。

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製品サイズは231×162×230mm、重量2.6kgだ。UIは、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語の6言語に対応する。

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