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幻のレーシングカー「ロータス タイプ62」を現代に——Stratasysが3Dプリントパーツで協力

Stratasysは2022年2月16日、コーチビルダー(少量自動車製造業者)Radfordによる「Lotus Type 62-2」プロジェクトに参加し、プロトタイプ車に使用される500個以上の部品を3Dプリントによって出力したと発表した。

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Radfordは、1950~60年代にBentleyやRolls-Royceなどの高級車のカスタムを手掛け、特にThe Beatlesのメンバー専用にデザインされたMini Cooperカスタムモデルで世界中に知られた、イギリスの名門コーチビルダーだ。今回最新技術を取り入れつつリスタートし、1968年に数台のみ製造されたロータスのレーシングカー「タイプ62」を、最新のスーパーカーとして現代に蘇らせるプロジェクトを立ち上げた。

Type 62-2の最初の2台のプロトタイプのため、Radford Studio、Aria Group、 Stratasys Direct Manufacturingにおいて、500個以上の3Dプリントパーツが作られた。RadfordチームはStratasysのワークフローソフトウェア「GrabCAD Shop」を利用し、5つのグローバルロケーションに渡り、最大20台の3Dプリンターからパーツを出力する分散生産を実施した。

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Stratasysの3Dプリンターは「F900」、「F770」、「Fortus 450mc」、「F370」、「J55」などを活用し、それぞれ個別の特性を備えたパーツを造形。例えば、F900と「ULTEM 1010」レジンを用い、ボディシェルを構成する複合材製ファイヤーウォールサンドイッチコアを二分割した状態で出力し、造形後に接合して一体化、カーボンファイバーでラッピングしている。

今回のRadfordの復活をサポートするカービルダーのAnt Anstead氏は、「Stratasysの3Dプリンティング技術のおかげでデザインの自由度が向上し、2台のプロトタイプ車向けのカスタマイズパーツを容易に作製できた。伝統的なコーチビルディングに、最新技術のプロセスを取り入れることで完成した車だ」と語っている。

なお、復活プロジェクトの詳細は、Discovery+チャンネルが配信する番組「Radford Returns」で見ることができる。

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