Wi-Fi対応、300℃対応ノズル、LEDライトなどを搭載──サンステラが3Dプリンター「Creality 3D CR-10 Smart Pro」を発売
2022/03/14 13:40
サンステラは、CrealityのFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「Creality 3D CR-10 Smart Pro」の販売を2022年3月下旬に開始する。
同製品は、Crealityが2021年8月に発売した「CR-10 Smart」をグレードアップした製品だ。
操作にはWi-Fiと有線ネットワーク接続の両方を利用できる。専用アプリ(Creality Cloud APP)を使うことで、3Dモデルのスライスやプリンターのリモートコントロール、プリント、ファームウェアアップデートなどの動作をスマートフォン/タブレットから実行する。
また、次世代プラットフォームとして、これまでオプション製品だった「PEIプラットフォーム」を標準搭載。強固な定着力と造形物の剥離性を両立し、柔軟性も高いためビルドプレートを曲げるだけでプリントモデルを取り外せる。
ホットエンドには300℃対応のダイレクト式エクストルーダー「Sprite Pro」を搭載。TPUなどの柔らかい樹脂も造形が可能になったほか、エクストルーダー周りのトラブル軽減も図っている。硬化鋼ノズルへの交換とエンクロージャーの使用により、ポリカーボネートやナイロンなど工業向けの樹脂の印刷も可能だ。
組み立て方法はモジュール式を採用しており、組み立て用の工具(ニッパー、六角レンチ)なども付属する。造形物を照らすLEDライトも装備しており、SNSでシェアするための動画の撮影や暗所での操作に使える。オートレベリングにはCrealityの「CR-Touch」を搭載しており、自動でZ軸高さの検知や補正を実行する。
本体サイズは578×522×648mm、重量は13.6kg、造形サイズは300×300×400mm。見守りカメラが付属しており、外出先でも造形進捗を確認できる。4.3インチのカラータッチディスプレイでのシンプルかつ直感的な操作が可能だ。 付属ノズル径は0.4mm、積層ピッチは0.1~0.4mmで、対応フィラメント径は1.75mm。価格は10万4500円(税込)。予約受付を開始しており、3月下旬に発送を予定している。