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3Dプリントで住宅建設——Azure、再生プラ製3Dプリントハウス14棟を建設

再生プラスチックを使った3Dプリンティング建築を提供するアメリカ・カリフォルニア州のAzure Printed Homesは、Oasis Developmentによる住宅開発プロジェクトのパートナーに選ばれた。同州リッジクレストにて2022年8月から工事を開始し、翌月には14棟のプリントハウスを完成させる予定だ。

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Azureは、再生プラスチックを原料とし3Dプリントで建造したガーデンハウスやユニットハウスの販売を手掛けている。埋め立てや焼却処分されるプラスチックを利用することで廃棄物を減らすとともに、新たなリソースを必要としないクローズドループのサーキュラーエコノミーへの貢献を目指している。

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住宅開発プロジェクト向けに、同じ廃棄物再利用技術を活用し、構造のすべてを3Dプリントした住宅を建設する。同社によると、3Dプリントハウスは従来の手法より70%速く構造を建設でき、30%のコスト削減が可能だという。また、屋内の気密性を高め、ヒートポンプやソーラーパネルなどの低炭素化技術を活用することで、光熱費を大幅に削減する計画だ。

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同社のサイトによると、3Dプリント製バックヤードスタジオ(120平方フィート:約11.1平方メートル)が2万4900ドル(約290万円)から、居住向けのユニットハウス(約360平方フィート以上:33.3平方メートル)が7万9900ドル(約932万円)からとなっている。

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