新しいものづくりがわかるメディア

RSS


あらゆる種類のプラスチックごみを建築用ブロックに——成形前の分別や予洗い処理は不要

米カリフォルニア州に拠点を置くByFusion Global(以下、ByFusion)は、プラスチックごみを建築資材として再利用するシステム「Blocker」を開発した。Blockerはあらゆる種類のプラスチックごみを建築資材として使えるブロック「ByBlock」にリサイクルする。

Blockerでは、プラスチックごみを細断した後でスチーム処理し圧縮成型する。細断前に分別や予洗いをする必要はなく、処理過程で化学薬品、添加物、接着剤、充てん剤は一切使用しない。

ByBlockの大きさは400×200×200mmで、重さは10kgだ。コンクリートブロックのように建築資材として利用できるが、ひび割れたり粉々になったりすることはない。1トンのプラスチックごみからByBlock1トンを製造できるため、廃棄物ゼロのプロセスだ。ByBlockは上下に重ねるとお互いにフィットするようなインターロッキング構造になっており、ByBlockを使用して建造する際に接着剤を使う必要はない。運用にあたって専門的な知見も必要ない。

Blockerは拡張性のあるシステムで、リサイクルしたいプラスチックごみの量に応じて規模を調整できる。比較的小規模なリサイクル事業者や企業、自治体向けの「Community Blocker」は毎月30トンまでプラスチックごみを処理でき、モジュラー型のため設置も容易だ。これに対し、「Industrial Blocker」は規模の大きいリサイクル施設や自治体向けで、毎月90トン以上の処理が可能だ。

同社は、2030年までに1億トンのプラスチックをリサイクルすることを目標に掲げている。

fabcross for エンジニアより転載)

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. 米海軍、強襲揚陸艦「エセックス」上で金属3Dプリンター導入実証実施
  2. 3Dプリントでデスクトップサイズの風洞試験装置を自作
  3. 組み立てて動かせる──ステンレス製組み立てキット「Metal Time」(4種類)
  4. 造形サイズが2.7倍に拡大——FLASHFORGEデスクトップ家庭用3Dプリンター「Finder3」発売
  5. 地下から無尽蔵のエネルギーを得る——MIT、強力マイクロ波を使って大深度地熱井を掘削
  6. 特集は3Dものづくり入門——CQ出版、「トランジスタ技術」2022年9月号発売
  7. DLP光造形3Dプリンター「RAYSHAPE」、サンステラ3Dモールで取り扱い開始
  8. ラズパイとの違いは? 初心者向けArduinoの使い方とオススメキット
  9. チャンバー内温度270°——QUALUP SAS、マルチマテリアル対応高温3Dプリンター「Qu3 HT」発表
  10. 第1回 ラズパイってなんですか

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る