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Raspberry Piを利用した肖像画描画ロボット「Pankraz Piktograph」

Raspberry Pi 3を利用した自律型の肖像画描画ロボット「Pankraz Piktograph」が、Raspberry Pi公式ブログで紹介された。

Pankraz PiktographはFelix Fisgus氏とJoris Wegner氏の共同開発。肖像画のモデルとなる人物がロボットの前で有線リモコンのシャッターボタンを押すと、ポートレートを撮影し、その画像データを基に一対のロボットアームが肖像画を描画する。さまざまな描画スタイルに対応可能で、少ない線で素早く描いた抽象画や、繊細にきめ細かく描かれた肖像画などをつくり出せる。各作品には、唯一無二のオリジナル作品としてシリアルナンバーを付与する。

Raspberry Pi 3がPankraz Piktographの心臓部となり、3.5インチディスプレイや内蔵カメラを制御する。ポートレート画像からベクターベースの図形データを生成し、ロボットアームのアクチュエーターを制御している小型マイコンボードのTeensyに図形データを送信する役割を担っている。ソフトウェアは、openFrameworksを使用。インターフェースを駆動させ、画像処理する。

Felix氏は、自身のInstagramで「Pankraz Piktographは、Joris Wegnerと私の修士論文のテーマとして共同製作しました。歴史的なMaillardet氏 の自動描画機や、最近のPatrick Tresset氏の描画ロボット『Paul the Robot』から影響を受けて、科学博覧会や展示会などのイベント中に、来場者の自画像を描くロボットを開発しようと決めました」と開発の経緯を説明している。

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