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AIが見立ててデザイナーが具現化するデザインプロジェクト「mitate」の展示会開催

ストラタシス・ジャパンはQUANTUMと共同で、AI(人工知能)が持つ特徴を抽出する能力をものづくりにおけるデザインに活用するデザインプロジェクト「mitate」初の展示会を開催する。

本プロジェクトは、独自に構築した「mitate AI」が、画像を元に「見立て」し、デザイナーが具体的なプロダクトとして作製した器を展示するものだ。

見立てとは、ある物を他の物になぞらえて表現することを示し、日本では古来より枯山水や和菓子、そして陶器などにおけるデザイン手法として取り入れてきた。

本プロジェクトで使用しているmitate AIに、例えばパパイヤの画像を入力すると、パパイヤの特徴を持った器の画像を生成する。

パパイヤの画像における例 パパイヤの画像における例

mitate AIが使用しているニューラルネットワークの性質上、生成のたびに画像は毎回異なり、その中からデザイナーが「美しい」と感じたものを選出。それを元にして3Dプリンターで造形する。造形にはストラタシスの3Dプリンター「J850 Prime」を用いる。

本プロジェクトは、身近な道具である器をデザインすることで、人とAIとの物に対する認知の違いや、人とAIが共同で制作することの可能性について検証することが目的だ。

展示会の会場は、東京都渋谷区の「elephant STUDIO」で、開催期間は2022年4月6~10日。

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