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阪大、島津製作所、シグマクシスが3Dバイオプリント技術で協業——3Dプリント培養肉の生産自動化を目指す

大阪大学と島津製作所、シグマクシスが「3Dバイオプリント技術の社会実装」に向けた協業に関する契約を締結した。またそれに先立ち大阪大学と島津製作所は、「3Dバイオプリントを応用したテーラーメイド培養肉の自動生産装置の開発」に関する共同研究契約も締結した。

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3者は今回の協業により、3Dバイオプリント技術の開発を加速し、社会実装に向けた関連企業や研究機関との連携を推進していく。具体的には、3Dバイオプリント技術の開発推進に向けた他企業との共同研究や、周辺技術/ノウハウを有する企業/団体との連携、また食肉サプライチェーンを構成する企業/団体との連携などの活動を行う。

本協業では、大阪大学が3Dバイオプリントなどの組織工学技術の開発を、島津製作所がさまざまな産業分野で培ってきた分析計測機器/技術などを生かした3Dバイオプリント技術での培養肉自動生産装置の開発を、また、シグマクシスがフードテックコミュニティなどのさまざまな企業とのアライアンスネットワークを生かした、プログラムマネジメントオフィスの役割をそれぞれ担う。

3Dバイオプリントを応用したテーラーメイド培養肉の自動生産装置の開発では、従来の培養肉の多くが筋線維のみで構成されるミンチ構造であったところを、3Dバイオプリント技術を使って複雑な構造の培養肉生産を目指す。筋や脂肪、血管などの異なる線維組織を3Dプリントで作製し、それらを束ねて統合する3Dバイオプリント技術を大阪大学が開発。これにより脂肪や筋成分の細かな調整ができるようになった。今後大阪大学と島津製作所はこの技術を活用した培養肉生産を自動化する装置を共同開発する。

今回の3Dバイオプリント技術に関する協業で3者は、環境や食糧問題の解決、また、創薬/医療分野の進歩に貢献することを目指す。

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