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受粉ロボット開発のHarvestXが総額1億5000万円の資金を調達

HarvestXのYouTubeチャンネルより

受粉ロボットを開発しているHarvestXが、「ANRI 4号投資事業有限責任組合」などから総額1億5000万円の資金を調達した。

今回同社が資金を調達したのは、ANRIが運営するANRI 4号投資事業有限責任組合、東京大学協創プラットフォーム開発が運営する「オープンイノベーション推進 1号投資事業有限責任組合」、ディープコアが運営する「DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合」だ。

HarvestXによると、果物類の生産にはハチなどによる虫媒受粉か人手による受粉が必要だが、この方法では収量が不安定だったりコスト高になったりなどの課題があった。同社は、果物類の安定生産を目指してロボットによる受粉技術の開発に着手。同社によれば「世界初」となるという、ロボットによるイチゴの受粉の実証に成功した。

現在、同社研究施設内に植物工場と同様の栽培設備を導入して、受粉ロボットおよびソフトウェアのプロトタイプ開発を進めている。

今回の資金調達により、パートナーである植物工場事業者との実証実験に向けたハードウェア、ソフトウェアの開発、および植物工場における実証実験を通じたオペレーションの検証、受粉精度の向上を進める。また、実証実験の結果を踏まえた製品のベータリリースも計画している。

同社では、ロボットによるイチゴ栽培の自動化を2025年までに目指すとし、今後も開発を加速していくという。

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