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図書館の利用者カードを読み取るとメロディーを奏でる「Library Card Music Player」

図書館の利用者カードのバーコードをスキャンする際にメロディーを再生するデバイス「Library Card Music Player」が、Raspberry Pi公式ブログで紹介された。

Library Card Music Playerは、利用者カードのバーコードを読み取ってバーコードが表す数字を抽出し、読み取りに成功した際にメロディーを再生する。設定されるメロディーはカードのバーコードが表す数字によって異なるため、利用者が自分のカードをスキャンすると毎回同じメロディーが流れる仕組みだ。

Library Card Music Player
Library Card Music Player

このデバイスはRaspberry Piを搭載し、バーコードリーダーにはWaveshareのバーコードスキャナーモジュールを採用している。プログラムはPythonで作成されており、メロディー生成にはオープンソースのリアルタイムソフトウェアシンセサイザー「FluidSynth」を使用している。

バーコードリーダーを収納する外箱は合板と半透明のフロスト加工アクリルで作られており、箱の内部でRaspberry Piが動作している様子もうっすらと確認できる。外箱をデザインしたのは開発者のSimon Belshaw氏とは違う人だが、Bershaw氏は自身のブログで、オリジナルのiMac(編集部注:初代iMac G3 233MHz)に似せるために合板とフロスト加工アクリルを組み合わせて使ったと述べている。

Library Card Music Player

このプロジェクトはアーツカウンシルイングランドから助成金を受け、イングランド南西部にある各図書館の協力を得て開発された。Belshaw氏のブログやツイートによると、イングランド南西部のエクセターやトーントンなどにある3つの図書館に既に設置したとのことだ。

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