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ソディック、ダイカスト金型向け粉末「SVM」発売

ソディックは、同社の産業用金属3DプリンターLPMシリーズ用にダイカスト金型向け粉末「SVM(Sodick Versatile steel for Mold)」を発売する。

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SVMは、造形中の変形や割れの不具合を防止する同社の独自技術SRT(Stress Relief Technology)法に対応している。残留応力を低減して造形中の変形や割れの不具合を防止するため、□200mmを超える大型ダイカスト金型や金型部品も造形可能だという。耐熱性を高める組成を添加することで、ダイカスト成形特有課題の耐ヒートチェック(過熱と冷却が繰り返されることにより生じる表面亀裂)性及び耐溶損性を高めている。

SVMを使うことで、ダイカスト金型においても金属3Dプリンター加工の特長である3次元水管構造が採用可能になり、冷却特性の最適化が図れることで、部品寿命の向上や金型のメンテナンス負荷の低減に貢献するという。

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適切な熱処理を実施することにより、部品の硬度をHRC52~55 まで上げることが可能だ。ヒートチェック試験と溶損試験では、SKD61よりもクラック深さや溶損率が小さくなった。熱処理時の変形量も低減させており、引張強度や耐力などの強度特性も圧延鋼のSKD61やSTAVAXと同等の値を達成しているので、SVM 造形品はダイカスト金型だけでなく、プラスチック射出成形金型にも適用可能だ。

SVMは、2022年4月20日~23日にインテックス大阪にて開催される「INTERMOLD2022」に出品される。

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