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独AudiのV6ディーゼルエンジンがサステナブルなバイオ燃料に対応

Copyright: AUDI AG

独Audiはカーボンニュートラルなモビリティのビジョンを追求しており、2050年までに正味の気候ニュートラルを達成したいと考えている。同社は2022年2月23日、現行の6気筒ディーゼルエンジンを搭載する複数のモデルで、バイオディーゼル燃料である水素化植物油(HVO:Hydrotreated Vegetable Oil)の使用を承認したと発表した。

HVOは、従来のディーゼル燃料と比較して70~95%のCO2削減を可能にする。廃食用油や農業での残留物を使用して製造され、水素化処理より植物油アルキル鎖の部分をディーゼルエンジンでの使用に適した飽和炭化水素に変換している。

同社によると、2022年2月中旬以降に工場から出荷される出力210kW(286PS)以下のV6ディーゼルエンジンを搭載したAudi A4、A5、A6、A7、A8、Q7、Q8は、欧州規格EN 15940に準拠したHVOに対応する。Q5とA6 Allroadは遅れて対応する。また、Volkswagenで同タイプのエンジンを装備する出力クラス170kW(231PS)および 210kW(286 PS)のTouaregも、HVOでの走行が可能だ。

HVOは、ヨーロッパの600以上のガソリンスタンドですでに利用可能だが、そのほとんどは環境要件の厳しいスカンジナビアにある。ドイツではEN 15940が国内の燃料品質規定を満たしていないこともあり、HVOを取り扱っているガソリンスタンドはごくわずかだが、サステナブル燃料を使うトレンドは正しい方向性にあると見られている。

fabcross for エンジニアより転載)

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