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デンマークで長さ115mの風力発電ブレードを製造開始——開発中のバルト海洋上風力発電システムに採用済み

独Siemensの子会社でスペインに本拠地を置く風力発電機製造大手のSiemens Gamesa Renewable Energy(以下、Siemens Gamesa)は、2022年3月31日、公式Twitterアカウントで、デンマークのオールボーで長さ115mのブレード製造を開始したことをツイートした。ツイートにはブレード製造設備が工場奥まで長く続いている様子を伝える動画も添付されている。

このブレードは、同社の洋上風力発電システム「SG 14-236 DD」に用いられるものだ。Siemens Gamesaは、2022年2月に、ポーランド沖のバルト海で計画が進む洋上風力発電プロジェクト「MFW Baltyk II」と「MFW Baltyk III」に関する優先サプライヤー契約を締結し、その契約にはSG 14-236 DD供給を対象とする条件付き契約が含まれていることを発表している。

MFW Baltyk IIとMFW Baltyk IIIが供給する電力量はそれぞれ720メガワットで、ポーランド国内の200万世帯にクリーンエネルギーを供給することを目的としている。両プロジェクトの洋上風力発電サイトは、2027年の稼働開始を見込んでいる。

SG 14-236 DDのローター直径は236mで、受風面積は4万3500平方メートル、定格出力は1万4000kWを誇る。Siemens Gamesaのオフショア事業部門CEOのMarc Becker氏は「当社の最新洋上タービンであるSG 14-236 DDで、当社は確かな技術と他に類のない体験をポーランドに提供できる。ポーランドは再生可能エネルギー目標を達成するために努力しており、当社は風力の威力を引き出す手助けをができる」とコメントした。

fabcross for エンジニアより転載)

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