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ビー・アンド・プラス、360°全方位に対応した「電界結合方式ワイヤレス給電」を開発

ビー・アンド・プラスは、新たに開発した多面電極構造を用いて360°全方位に対応した「電界結合方式ワイヤレス給電」を開発した。

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電界結合方式は、コンデンサと同じ原理を使ったワイヤレス給電の方式だ。絶縁層(空気)を挟んだ送電側と受電側の電極に高周波を流し、近づいた際に電界を介して電力伝送する。

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従来電極型は送電電極2枚と受電電極2枚が対向することで電界結合が起こりワイヤレス給電が成立するが、多面電極型はそれぞれの電極を細かく分ける構造を取っており、いずれかの電極が対向することで360°どの方向でもワイヤレス給電する。

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従来型の電極では、受電側の電極位置や角度が変わると電極同士の位置関係が変わり電極同士が対向しなくなる為にワイヤレス給電が成立しなくなるが、多面電極は構造上、電極同士の位置関係が変ってもワイヤレス給電を継続することが可能だ。電界結合の特長である電極の位置自由度や拡張性を新型多面電極方式も持っているため、複数対象への給電などの優位性も変わらない。

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