Arduino、クラウド開発環境「Arduino Cloud」の新プランを発表——教育機関向けと企業向けを追加
2022/06/15 07:30
Arduinoは、2022年5月30日、クラウド開発環境「Arduino Cloud」の追加プランを発表した。
個人向け、教育機関向け、企業向けと用途に合わせたプランが用意され、Arduino Cloudのメニューからいつでも必要な「Space」を作成できる。Arduino CloudはWindows、Mac、Linux、Chrome OSに対応。Spaceを作成すると、自動的に「IoT Cloud」の機能やリソースなどにアクセスできるホームページが作られる。
個人向けプランでは「Private Space」に個人で作成したIoTプロジェクトやスケッチを保存可能だ。利用可能なオプションが一目でわかる「Feature usage」パネルも用意している。
また、教育機関向けプランでは生徒、教師、その他の教職員を招待可能な「School Space」を設定できるほか、教室内でコースを共有しクラウドアプリからアクセスすることも可能だ。教室内で共有されているレッスンを集めた「Courses」ページに加え、ユーザーごとにアクセス権の権限付与も実行できるため、いつでもクラスの変更が可能だ。
さらに、近日公開予定の企業向けプランでは、「Company Space」で社内のメンバーに対する役割ベースでのアクセス制御が可能となる。管理者や編集者など細かい権限付与も可能で、それぞれの役職ごとに異なるレベルのアクセス制限ができる。50名単位での追加購入も可能で、さまざまなデバイスに対応予定だ。さらに、ログイン時の2段階認証を有効化することもできる。