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極超音速機の空中発射へ前進——世界最大の双胴航空機が5回目の飛行試験に成功

Stratolaunchは2022年5月4日、神話上の巨大な鳥になぞらえて「ロック鳥(Roc)」とも呼ばれる、世界最大の航空機「Stratolaunch Carrier Aircraft」が、2019年4月の初フライト以来、5回目となる飛行試験に成功したと発表した。機体は、モハーヴェ砂漠の上空を4時間58分にわたって飛行し、高度約6900mに達した。

Rocは、翼幅が約117メートルで、B-747と同型のエンジンを6基搭載。ロケットや極超音速機を機体中央に吊り下げて飛び立ち、必要な高度まで上昇して空中発射させるための母機だ。

今回は、将来的に極超音速航空機「Talon-A」の運搬と打ち上げに必要なパイロンを、初めて取り付けてテストした。パイロンには小型翼とアダプターを備え、Talon-Aの発射を妨げないよう、Rocの双胴の間には十分なスペースを設けている。また、Talonの搭載作業や打ち上げ準備をサポートするため、先進のウインチシステムも搭載した。

Talon-Aは、マッハ5以上で飛行し、さまざまなペイロードを運べる、自律型の再利用可能なテスト機だ。極超音速環境における科学調査、技術開発、部品検証などに利用できる。同社は、Talon-A試験機「TA-0」「TA-1」について機能試験とシステム統合を進める。また、完全に再利用可能な極超音速テスト機としては初となる「TA-2」の製造も開始し、2023年の運用開始を見込む。

今回の飛行試験では、パイロンの追加に伴う航空機の一般的な性能と操作性の検証、および着陸装置の継続的な検証ができたとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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