SLS方式3Dプリンターの材料は、比較的扱いやすく造形安定性に優れたPA12が一般的だ。一方で、実際の工業製品では、強度や硬さ、耐薬品性などに優れたPA6が普及している。

MfgPro236 xSは従来機MfgPro230 xSを改良し、レーザー出力を30Wから60Wまで向上したことで、PA6での造形を可能にした。価格は1650万円（税別）とSLS方式の産業用3Dプリンターとしては比較的低価格だ。

MfgPro236 xSは、PA6のほか、PA12、PA11、TPUなどの材料にも対応。本体サイズは1444×828×2053mm、重量は425kg。積層ピッチは0.06mm、0.08mm、0.1mm、0.15mm、0.2mm、0.3mmとなっており、最大造形サイズは230×230×250mmだ。