Formlabs、SLS方式3Dプリンター「Fuse 1＋ 30W」とNylon 11ベースの新材料を販売開始
2022/07/15 13:30
Formlabsは2022年7月13日、SLS（粉末焼結積層造形）方式の3Dプリンター「Fuse 1+ 30W」と、炭素繊維強化材料「Nylon 11CFパウダー」の販売を開始した。
Fuse 1+ 30Wは従来品の「Fuse 1」で10Wだったレーザー出力を30Wに向上し、従来比で最大2倍速での造形が可能だ。また、オプションとしてサードパーティー製の窒素ガス発生装置も利用できる。
さらに、パウダー供給システムのアップグレードを実施しており、庫内でのパウダー材の流れを改善している。ガルバノメーターシステムのアップグレードも施されており、最大秒速12.5mで、30Wの高出力レーザーによる高速プリントが可能なため、ビルドボリューム限界でのプリントも、ほぼ全条件で24時間以内に完了する。Formlabsの全SLS材料に対応する。メーカー希望小売価格は、447万7000円だ（以下、価格は全て税別）。
Nylon 11 CFによる造形サンプル
Nylon 11 CFパウダーはFuse 1+ 30W専用であり、Nylon 11をベースとした炭素繊維強化材料だ。高い耐振動と耐衝撃性に加え、高耐熱・熱安定性（0.45MPaでの荷重たわみ温度試験188℃）を有している。メーカー希望小売価格は3kg入りボトル×2本で14万円だ。
