ハーティング、組み込み向けラズパイ搭載の産業用コンピューター「MICA-R4」を受注開始
2022/07/15 08:00
ハーティングは、Raspberry Piの組み込み用モデルであるRaspberry Pi Compute Module 4を搭載した産業用コンピューター「MICA-R4」の受注を開始した。
MICA-R4はCortex-A72プロセッサーを内蔵している。RAMは従来モデルと同じ1GBから最大8GBまで選択可能。通信は従来の100Mbpsだけでなくギガビットイーサネットにも対応する。新たにM.2スロットによる内蔵ワイヤレス機能やストレージなどの拡張機能に対応している。
電源は24Vで、サイズは132×35×95.4mmだ。筐体はアルミダイカストを使用し、重量は700~800g。拡張用のカスタムボードに追加のUSBポートやIO-Link用ポートを備えたモデルや高性能マイコンSTM32を搭載したモデル、GPIO接続が可能なモデルなどがある。
MICA-Rシリーズは、Compute Moduleを搭載した低コストの小型コンピューター。製造現場のIoT化に対応し、産業用途での長期稼働を想定した産業用グレード製品だ。一般のRaspberry Piと同じOSやソフトウェアで動作し、放熱性や耐振動、耐衝撃、耐EMC、最大IP65の防塵防水性能を備える。拡張用のカスタムボードを利用し、USBポートやIO-Linkポートの追加、STM32マイコンの追加やGPIO接続など、状況に応じたカスタマイズモデルの構築が可能だ。