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EV充電ネットワークの米大手が、太陽光発電を導入するプロジェクトを始動

EVの充電インフラを運営する米Electrify Americaは2022年5月18日、再生可能エネルギーの開発を手掛ける米Terra-Genとの15年間にわたる仮想電力の購入契約締結を発表した。両社は、太陽光発電による再生可能エネルギープロジェクト「Electrify America Solar Glow 1」の推進で協力する。

Electrify Americaの事業は、米国最大の急速充電ネットワークを提供するほか、ゼロエミッション車(ZEV)のインフラ整備、啓発および普及活動に10年間で20億ドル(約2750億円)を投資してきた。今回の設備計画は、2026年までに米国とカナダに合計1800カ所以上の充電ステーションと、1万台以上の充電器の導入を予定する。

同プロジェクトが見込む発電量は、ピーク時の最大容量が75メガワット、年間で22万5000メガワット時だ。この発電量はElectrify Americaが顧客に現在供給しているエネルギーの1年分以上を、100%再生エネルギーで賄える規模に相当する。施設の建設は2022年末に着工し、2023年夏に稼働する計画だ。

また同プロジェクトは、施設内に蓄電池システムを併設する。これにより既存の電力供給網で使用量がピークに達する時間帯に、再生可能エネルギーによる電力供給が可能だという。

Electrify Americaの社長兼CEOであるGiovanni Palazzo氏は、「当社は再生可能エネルギー発電に投資し、顧客に供給するエネルギーの二酸化炭素排出量を実質ゼロにすべく取り組む」と述べた。

fabcross for エンジニアより転載)

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