ArduinoでもRaspberry Piでも動かせるDIYロボットキット「CodeRover」
2022/08/10 07:30
クロスプラットフォーム対応で拡張性の高いDIYロボットキット「CodeRover」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始後24時間で目標額を上回る額を調達するほど人気を集めている。
CodeRoverはArduino、Raspberry Pi、micro:bit、ESP32-CAMに対応しており、メイン基板「CodeRover Core」に直接または拡張ボードを介して接続して使用する。プログラミング言語はBlockly、ScratchからJava、Python、C++まで使用でき、さまざまなプログラミングレベルの学生、教師、エンジニアが1つのプラットフォームでロボットを作成できる。対象年齢は10歳以上だ。
CodeRoverは、2種類の車両型ロボットキット「SUMO」と「OFF-ROAD」をラインアップしている。本体は環境に優しいMDF製で、3Dパズルのように組み立てられる。メイン基板はどちらも同じCodeRover Coreを使用するので、1つのCodeRover CoreをSUMOと OFF-ROADで共有するような使い方も可能だ。また、独自のワイヤレスプログラミングモジュール「Code:Bit」を搭載し、専用コントローラーやアプリから操作できる。
SUMOは超音波センサーやIRセンサーを搭載し、2体で相撲を取ることができる。OFF-ROADはカラーセンサー、光センサー、トラックベルトを搭載し、急勾配の地形も進める。
さらに、オプションとしてロボットアーム「CodeArm」と「CodeArm Max」、輪ゴム発射装置「Rubber Band Launcher」のほか、30秒以内に最大6発のBB弾を発射できる「BB Gun」も用意している。また、各パーツは取り外しできるので、自作のパーツに交換して機能を追加したり、CodeRover Coreで制御する全く新しいロボットを作ってみたりすることも可能で、サステナブルなロボットプラットフォームとして利用できる。
CodeRoverのキャンペーン価格は、SUMOが70ドル(約9500円)、OFF-ROADが85ドル(約1万1000円)だ。拡張ボードやコントローラー、各種アクセサリーは、追加購入となる。出荷は2022年12月の予定で、日本への送料はキャンペーン終了後に確定する。
CodeRoverは、2022年9月24日までクラウドファンディングを実施中。2022年8月8日時点で、目標額7000ドル(約94万円)の3倍を上回る約2万2000ドル(約290万円)を集めている。