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東京ロボティクス、廉価版の全身人型ロボット「Toala」を販売開始

東京ロボティクスは、全身人型ロボット「Toala」の販売を開始した。同社がこれまで大学や大企業などに提供してきた全身人型ロボット「Torobo」の廉価版となる。

Toalaは、身長は可変で1300~1640mm、リーチ740mm、台車幅720mmと人に近いサイズ。片腕あたり6kg以上の可搬能力を持つ。関節構成は腕7軸×2本、腰3軸、首2軸、足回り4軸の関節構成で人に近い可動域での作業に対応する。

腕部と腰部に採用された関節外乱オブザーバによりトルクセンサーなしで外力検知が可能で、接触停止の機能を備え関節に柔軟性を持たせた。

ToalaはROS対応で、3DロボットシミュレータGazeboを用いてロボット動作を検証できる。軌道計画や自己干渉判定は、ロボット制御用フレームワークMoveIt!の機能を用いて標準で実装している。

販売用の基本パッケージはToala本体と充電器、Toala用ROSパッケージ、ユーザーマニュアルと6カ月メールサポートのセット。台車部と昇降部なしの上半身バージョンも販売する。オプションとして手先の力制御を可能とする手先力覚センサーや、3指/4指ハンドなどが用意されている。

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