新しいものづくりがわかるメディア

RSS


3Dプリント製ヴィーガンハンバーガー——イスラエルのSavorEat、アメリカ市場に「Robot-Chef」システムを試験導入

イスラエルのSavorEatは、アメリカにおけるビジネスパートナーSodexo Operationsと、コロラド州の2大学への3Dプリント製食品の提供について合意した。SavorEatが主要な市場と位置付けるアメリカにおいて、植物由来の代替肉を使った製品の認知度向上を狙う。

photo Robot-Chef

SavorEatは、独自に開発した非遺伝子組み換え植物ベースの素材と3Dプリント技術を用い、代替肉プロダクトを提供するスタートアップ。動物の肉を使うことなく、消費者の好みに合わせた肉の食感と味を代替肉で再現する。

SavorEatが独自に開発した「Robot-Chef」システムと素材を充填したカートリッジがあれば、場所を選ばず代替肉を自動で調理できる。脂肪やたんぱく質の量、密度などのカスタマイズにも対応し、5分ごとに3皿分の代替肉を完成できるとしている。将来的には、ステーキやケバブ、代替シーフードも開発するという。

SavorEatとSodexoは、2022年度の第4四半期に、コロラド大学とデンバー大学にRobot-Chefシステムを試験的に導入し、植物由来のハンバーガーやターキーバーガー、ソーセージパテなどを提供する予定。期間中は毎日、多数の学生や訪問者が利用できるとしており、代替肉製品の認知度向上を図る。両社は導入試験の結果を精査し、商業化に向けたより広範な提携を進める予定だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. リチウムイオン電池より4倍高いエネルギー密度のリチウム空気電池を開発
  2. 手回し式靴下編み機を作って靴下を編んでみた
  3. ラズパイオシロを自作しよう——Raspberry Pi Pico用オシロスコープ基板DIYキット「PL2302KIT」
  4. 航続距離1000kmのeVTOL「Vertiia」が初の飛行試験に成功
  5. 基板のパターンが109キーボードの配列──はんだ付けだけで自由にキーボードを自作できる「FLINT キーボードを作ろうぜ!キット2」
  6. 最大1200×1200mmの大型加工も可能——ポータブルCNCロボット「Cubiio X」
  7. OKIマイクロ技研、従来の約2倍の高トルク小型モーター「Thumbelina」を開発
  8. スペクトラム・テクノロジーがRaspberry Piを使いWi-Fi 6Eに対応した「WiFiプロトコル・アナライザ V2」を販売開始
  9. OpenAI、チャットボットのChatGPTと文字起こしのWhisperのAPIを提供開始
  10. 金属加工が可能なレーザーマーカー「LM110C」に100Wモデルが登場

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る