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しゃべった内容をテキスト表示できるウェアラブル字幕ディスプレイ「Deepgram Subtitle Hoodie」

Raspberry Pi公式ブログが、ウェアラブル字幕ディスプレイ「Deepgram Subtitle Hoodie」を紹介した。

Deepgram Subtitle Hoodieを開発したZack Freedman氏は、難聴者の店員に伝えたい内容をうまく伝えられなかった経験から、音声言語を視覚化する必要性を感じ、音声認識AIを実装したディスプレイを胸元に取り付け、自分の声をマイクで拾って、話した言葉をディスプレイにテキスト表示すれば、どんな人にも自分が話す言葉を全て伝えられると考えたという。

Deepgram Subtitle Hoodie

Deepgram Subtitle Hoodieは、パーカーのフード部分にしまいこむように小型のピンマイクを取り付けてあり、パーカーを着た人が話すと、マイクが話し声を拾って音声データとしてクラウドサービスに送信する。その音声データを音声認識AIがテキスト化し、クラウドサービス経由でディスプレイにリアルタイムでテキスト出力するという仕組みだ。音声認識および音声テキスト変換APIの実装とコーディングには、自動音声認識技術開発に特化したスタートアップDeepgramが協力している。

Deepgram Subtitle Hoodie

ディスプレイには、Freedman氏が2021年に作製したRaspberry Pi 400搭載「Data Blaster Cyberdeck」から流用した6.86インチLCDタッチスクリーンを使用。メイン基板はRaspberry Pi 3 B+を採用している。

また、オーディオ入力用のサウンドカードとしてIQAudio製Raspberry Pi対応「Codec Zero」オーディオインターフェースHATボードを使用。基板を収納する外箱やディスプレイのフレームは3Dプリントして作製している。

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