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Anycubic、DLP方式3Dプリンター「Photon D2」など新ラインアップ発表

中国のAnycubicは創立7周年を迎えるにあたり、3Dプリンターを含む新たな製品ラインアップを発表した。

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DLP方式3Dプリンター「Photon Ultra」をアップグレードした「Photon D2」は、米TI(テキサス・インスツルメンツ)のライティングソリューションを引き続き採用。また、光均一性を92%に向上する最新の補正アルゴリズムと、16ステップのグレーアンチエイリアスアルゴリズムにより、造形プロセスの安定性と精度を高めている。

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プロジェクター(解像度:2560×1440)の寿命は約2万時間で、LCD方式のようなスクリーン交換は不要、メンテナンス性にも優れている。最大造形サイズは165×131×73mmとPhoton Ultraより大きく、外部ファンを使わなくても動作温度を45℃以下抑え、動作音も55dBと静かだ。本体サイズは438×236×226mmで、重さは4kg。2.8インチのTFTタッチパネルを搭載する。

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エントリーモデルのFFF方式3Dプリンター「Kobra Go」は、自分で組み立てられるモジュラー構造となっており、3Dプリンターの仕組みの学習に最適。独自のオートレベリングシステム「LeviQ」を搭載し、初心者にとって難しいレベリングのプロセスをわずか6分で完了できる。

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PEIコーティングのメタルシートは耐摩耗性を備え、ショックや曲げにも強い。磁気性プリントベッドにしっかりと装着でき、造形モデルはシートを軽く曲げるだけで簡単に取り外せる。標準造形速度は毎秒60mmで、最高毎秒100mmの高速造形も可能。最大造形サイズは250×220×220mm、本体サイズは490×445×443mmだ。ツマミで操作する、2.4インチのLCDスクリーンを搭載する。

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プロフェッショナル向けレジン「ABS-Like Resin Pro」は、耐衝撃性を備えたパーツを高精度に造形できる。造形パーツは使用中の損傷が少なく、高い材質性能の要求にも応える。

新製品は公式サイトなどで入手でき、Photon D2は679ドル(約9万7200円)~、Kobra Goの先行予約(2022年9月12日開始)は189ドル(約2万7000円)~、ABS-like Resin Proの1KGは42ドル(約6000円)~(2022年9月26日発売予定)となっている。

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