本書は、事業開発や商品開発に取り組む人を対象としたプロトタイピングの解説本だ。プロトタイピングにより、手を動かしながら考えたアイデアを素早く形にし、フィードバックを得られるようになる。戦略の基本や実践プロセス、成功事例などを解説し、実践的なプロトタイピングのマインドセットとスキルを学べる。

本書は5章で構成される。Chapter1ではプロトタイピングの具体例や定義、歴史などの基礎知識を解説。Chapter2ではプロトタイピングに対する心構えを、Chapter3では設計／構築／評価の一連のプロセスを解説。Chapter4はプロトタイピングの演習編で、Chapter5ではサントリーやパナソニックなどにおける活用事例7件を紹介している。

価格は2200円（税別）で、A5判224ページ。著者は三冨敬太氏だ。