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3Dプリント技術でDX化を支援——「HP Metal Jet S100ソリューション」提供開始

HPは、高品質な金属パーツの大量生産が可能な「HP Metal Jet S100ソリューション」の提供を開始した。Schneider Electricの同ソリューションを活用した生産事例を含め、2022年9月12日に製造技術の展示会「IMTS 2022」で発表した。

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HP Metal Jet S100ソリューションでは、HPの独自技術バインダージェット方式の金属3Dプリンター「HP Metal Jet S100」を含むシステムや統合ワークフローなどを用い、工業グレードの金属パーツの大量生産が可能となる。自動車や医療、消費財など広範な分野において、生産プロセスのデジタル化やサプライチェーンの強靭化を支援する。

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システムは粉末管理ステーション、金属3Dプリンター、硬化ステーション、粉末除去ステーションで構成される。粉末管理ステーションは金属粉末の混合、ふるい、ビルドユニットへの供給を自動で行い、金属3Dプリンターが1200×1200dpiの高解像度でパーツを造形する。バインダージェット方式は、レイヤーを面で造形するため、点で造形する従来の方式より生産性が10倍向上するとしている。

また、硬化ステーションは高度なプロセス制御が可能で、粉末除去ステーションで除去された粉末は再利用でき、ビルドユニットのクリーニングも担う。システムはモジュラー方式となっており、ビルドユニットは4つのステーション間を移動できる。さらに同ソリューションは、統合ワークフロー、サブスクリプション、充実したサービスの提供により顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援し、これまでの生産方式を大幅に改善する。

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同社はこれまで、GKN、Parmatech、Cobra Golf、Legor Group、Volkswagenなどと強固なパートナーシップや顧客関係を築いてきた。Schneider ElectricはHP Metal Jetテクノロジーを活用し、NSXブレーカー用の新たなフィルターを製造。形状と材料が複雑なため、従来の生産方式では困難だった。

HP Metal Jet S100ソリューションの日本での販売は、2023年後半を予定している。

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