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ローム、リアルタイムに故障を予知する超低消費電力のオンデバイス学習AIチップを開発

ローム株式会社 ROHM Semiconductor/YouTube

ロームはリアルタイムな故障予知が可能で、数10mWほどと超低消費電力のオンデバイス学習AIチップを開発した。クラウドサーバーとの連携なしで現場にてAIの学習や推論ができる。

開発したAIチップは、慶應義塾大学の松谷宏紀教授が開発した「オンデバイス学習アルゴリズム」をベースとしている。AI専用ハードウェア演算回路であるAIアクセラレータと、8ビットCPU「tinyMicon MatisseCORE」を組み合わせ、従来のAIチップの約1000分の1となる数10mWの超低消費電力で学習や推論を可能とした。機器を設置した現場における未知の入力データに対し、従来との差異を数値化して幅広い用途でリアルタイムに故障予知ができる。

今後は同AIチップのAIアクセラレータをモーターやセンサーの故障予知のためにIC製品に搭載する予定。2023年度に製品化着手、2024年度に製品として量産予定だ。

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