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電子デバイスを一発造形——nano3Dprint、エレクトロニクス向け3Dプリンター「B3300」を発表

nano3Dprintは、デュアルディスペンサー搭載のエレクトロニクス向け3Dプリンター「B3300」を発表した。

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B3300は、独自開発のデュアルディスペンシングシステムを採用し、金や銀、UV硬化ポリマー、シリコンなど、2種類の材料を同時に排出できる3Dプリンター。さまざまな基板の上に高精細な3Dパターンを印刷することで、ウェアラブルデバイスやセンサーデバイスなど多様な電子デバイスが製作できる。

1~5万4000ミリパスカル秒という幅広い粘性の機能性インクやペースト、導電性ペイント、速乾性ソルベントインクなどに対応する。シリンジのサイズは3mlで、ノズルのサイズは0.15~1.6mm、ノズルの最大流量は15cc/hだ。機能性インクやペーストのトレース幅は約0.2mmで、マルチマテリアルをシングルパスでレイヤー厚0.5mmの印刷ができる。

本体サイズは467×357×374mm、重さは13kg、最大造形サイズは214×186×160mmで、ヒートベッドの最高温度は100℃。軸の最高移動速度は125mm/s、XY軸の精度は0.11mm、Z軸の精度は2.5μm、レイヤーの高さは0.02mm~となっている。ビデオ検査システムを搭載しており、造形の進捗状況をPCモニターにより確認できる。

OSはWindows、Mac、Linux、ソフトウェアはRepetier-Host、Cura、Makerware、Simplify3Dなど、ファイル形式はSTL、GCODE、OBJ、DAE、AMF、BMP、JPG、JPEG、PNGに対応する。データの読み取りはSDカードかUSBメモリを使い、操作用のフルカラータッチスクリーンを搭載する。公式サイトでの販売価格は6000ドル(約87万9000円)だ。

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